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製造部(品川工場)
Sさん
弊社の心臓部ともいえる品川工場。ここでの丁寧な仕事が商品のおいしさを生み、安全への取り組みが、すべての信頼につながります。
大学で学んだことが生かせる職場
食品関係の仕事に就きたいと思って進学。特に興味があった品質管理検査で募集があったので受けてみました。入社すると検査員の業務は半年で、すぐにハムなどの単味品の製造を担当することになりました。当初の志望とは異なりましたが、結果、とてもよかったと思っています。製造ラインに入ったことで、品質管理を本当の意味で理解することができました。大学で学んだことは決して無駄ではなかったと思っています。
おいしさをこの手で作る醍醐味
単味品は、原料の処理も大切ですが、もっとも重要なのは「加熱」です。いま入社20年ですが、その半分にあたる10年は加熱を追求しました。ハムのスモークは見るからにおいしそうな色にすることが求められます。ここは購入につながる大切なポイントとなります。
また、やみくもに時間だけが経ってしまわないよう、常に目標を立てて努力し、達成感を得るよう、普段から心がけています。次の目標はソーセージなどの加工品。基礎は変わらないのですが、加工品は高速のカッターを通す練り肉を使うので温度管理がまた重要になってきます。一から勉強です。
安全も安心もコミュニケーションから
いまは製造次長という立場で、品川工場全体のコントロールを任されています。工場は淡々と仕事をしていると思われがちですが、実はコミュニケーションがかなり重要。言葉を交わし、こまめに情報を共有すること。それが、食品製造業の従事者としてなにより大切な安心安全の基礎となります。そのためにも、ささいなことでも常に話しかけやすいリーダーでいるよう、心がけています。
未来の仲間へのメッセージ
まず世代だけで価値観を決めてしまわないようにしたいと思っています。向上心や探究心はすべて個人の意識の範疇です。弊社は創業からおよそ70年守っている伝統の技術があります。製造ラインもコンパクトなぶん、空いた時間に他のラインを見に行くこともできますし、貪欲に知ろうとすればすぐに叶う環境です。そこを魅力に感じてくれる人と、一緒に働きたいですね。
推しは「骨付きボンレスハム」
ハム商品の中で一番ベーシックで、一番伝統のある、布巻きのハムです。香辛料の使い方が独特で、私としては一番自信のある商品です。骨付きは、旨みはもちろん見た目のボリュームもあるので、視覚と味覚の両面で楽しめるところがいいと思います。